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 廻時計にまつわる覚書

※ここで記述しているものは総て『廻時計』の中での設定ですので、ご覧になっている方の現在持っている、あるいはこの先持つであろう知識とは異なる部分が多いかと思います。
 ご了承のうえ、『廻時計』の世界観としてお読みいただければ幸いです。
 ある程度ネタバレ要素があり、<>内は特に展開にかかわる部分や語られることのない設定なので、反転して読まれる場合はお気を付けください。



廻屋<メグリヤ>:

主人公・現霧の経営する古物屋。
廻時計の舞台は基本的にここになる。
恐らくはどの時代にも存在し、どの時代にも存在しない店と思われる。


古物<フルモノ>:

廻り屋で取り扱うのは『古物』。意味合いは『中古品店で扱えるものよりは古く、骨董品よりは新しく美術的な価値はない』もの。
人の生活に寄り添って使われて、実用的ではあるものの使われすぎて中古品と言えるほどの美品ではない物なので、その分人を見て、人のそばにあって生きてきた物達なので九十九神が宿りやすい。

九十九神の髪:

九十九神は髪の長さで『九十九神として生きてきた年数の長さ』を表す。
4話『人とは違う君の』で龍樹が先代の九十九神が相当な年数を生きてきたのだと知ったのはそのため。
龍樹がどこかで聞いた、と言っていたのは以前の時計に宿っていた際にも彼が九十九神として存在し、その際に聞いたことなのではないかと思われる。


「目を見れば九十九神か人かが分かる」:

幼いころに現霧が紫水についた嘘だが、紫水は本当にそれで見分けられるようになった。
九十九神は元々が物(=人に見られ、持つに相当すると判じられて人と共にある生活が始まる存在)なので、動作として動揺しても目は人間ほど泳いだり動揺が見られることがないためと思われる。
物おじせずに人の顔を覗きこめる紫水だから体得できた。
警察の制服を着た人に無表情で目を見られると滅茶苦茶怖いと思う……

廻時計における九十九神:

基本的には長く使われた古物に神が宿る、という伝承の付喪神。
廻時計の中では怪談に出てくる付喪神ではなく、人と共存し、人を慈しんでいる状態の付喪神のみに着目するため、古い描き方とされる『九十九』と記述する。
文字的にも『喪に付す』より『あらゆるもの(九十九)にいるたくさんの(九十九)神』というイメージの存在を重点的に扱う。
因みに、怪談に出てくる付喪神は現霧には見えないので扱えない。2話『君は今、幸せだろうか』で現霧が言っていたのはこの事。

東雲流泉:

廻屋に置かれている盃『乱華』の制作者であり、乱華自身が思う『持ち主』である流泉。
あまり売れなかったとはいえ、一応『芸術家』として生活できるくらいのレベルではあったらしい。
最後に仕上げた乱華は、病魔に冒されながら渾身の思いと力で自身で木から切り出した。
あまり売れなかった…の理由は器用貧乏だったんじゃなかろうか。

九十九神の名前の有無:

廻屋に居る古物達には名前のある九十九神とない九十九神がいる。
・廻屋以外の場所に持ち主を得るか否か
   売り物であるため、主と共に生活をして自身が名乗る名前を見つけるか、
   廻屋を居とすることを決め、古物達の世話をすると決めた九十九神であるかの違い
   (例:写真機の九十九神には名前はないが現霧の独楽である夏雪には名前がある)

・名前はあるが名乗っていない
   新しい主を探すために、前の主との記憶と現在の状況を受け入れて時を待っている

・固有名詞をそのまま名前とする
   物自体に予め作者がつけた名前があり、それを名乗っている
   廻屋には縁が薄い芸術品や作者がはっきりしたものに多い。


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